2012/08/31

のりもの進化論

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のりもの進化論
松浦晋也 著
太田出版 1,785円


リカンベント、ベロモビール、電動一輪車、HSST、ツボグルマ……
科学ジャーナリストとして活躍する著者が送る、乗って、見て、考える 体験的のりもの考!


【目次】

・序章

・第1章 自転車進化論
自転車の有用性を再考する/ハードウェアとしての自転車/「乗る」と「持ち運ぶ」の狭間で/自転車と社会制度/人力が持つ大きなモビリティの可能性

・第2章 アリストテレス号からニュートン号へ
Human Powered Vehicleの可能性/来るべき「自転車2.0」/「自転車2.0」を可能にする社会
・インターリュード 目的に対する最適デザインとユーザーの慣れについて

・第3章 自動車を巡る基本的な構図
自動車と道路は不可分、ではそのコストを払うのは誰?/大きくなる自転車/「ツボグルマ」の理想と現実/自動車を小さくするために/電気自動車の将来性と、その社会的費用

・第4章 新たな利便は創出されたか
たそがれ未来のモノレール/いいモノレール、悪いモノレール/間違いの根本にある顧客不在/便利な公共交通機関を手に入れるために

・第5章 住みたくなる街のモビリティ
甦る路面電車/悩ましきコミュニティバス/よりよく動く、よりよく住む、よりよく生きる/「幻想吉祥寺」の都市計画/ミニマムエネルギー、マキシマムモビリティ




のりもの進化論

2012/08/30

ポスター大の作品系統樹

先日、福島現代美術ビエンナーレで
お会いした渡邊先生の作品集。

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テクストとイマージュの肌膚
渡邊晃一作品集


稀代の舞踏家大野一雄の身体の型どりと絵画制作からはじまったコラボレーション、各界で活躍する文化人の『Life Hands』で知られる気鋭の現代美術家渡邊晃一。
しかし、渡邊の真骨頂は、その旺盛な問題意識で解剖学を学び、美術教育の現場に身を置きながら、現代における自然と人の関係性について思考を重ね、様々なジャンルを往還しながら多様なスタイルの作品を制作し続けてきたことにあります。
本書では、渡邊晃一が生み出した膨大な作品群をその思考の跡をたどるようにして整理し、提示しています。本書に付されたポスター大の作品系統樹は、この渡邊晃一という希有な作家の思考と実作の「宇宙」を天文図のように開示しています。

寄稿/対談
大野慶人、奥岡茂雄、田中英道、谷川渥、平山素子、宮脇理、養老孟司

デザイン:小阪淳



テクストとイマージュの肌膚 渡邊晃一作品集

2012/08/29

小川町まで

昼過ぎから小川町まで打ち合わせへ。
時間がなかったため東日本橋駅乗換で都営新宿線で。
都内をブラブラするのは貴重な気分転換の時間でもある。
幽霊坂を降りて上野まで歩いて戻る。
少し季節が変わった感じもした。

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Bianchiの前を通って。

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2012/08/28

逃亡の記憶

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友人のデザイナーで役者の日戸さんからお芝居の案内が届く。
7月の公演を観に行けなかったので
今回は何としても下北沢まで行かなければ。

第1回斉藤由織プロデュース公演
『逃亡の記憶』

<脚本・演出>
多賀谷 忠生

<日時> 
9月21日(金)14:30/19:00★
9月22日(土)14:30★/19:00
9月23日(日)14:30/18:00★
日戸秀樹は★印公演にのみ出演

<出演>
阿部義高 上村正子 須藤文江 滝本忠生 中島悦代 中邑ゆら
日戸秀樹 堀健二郎 山崎恵

<会場> GEKI 地下 liberty
小田急線・京王井の頭線「下北沢」南口下車徒歩1分)

2012/08/27

ウッドストックへの道

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ウッドストックへの道
40年の時空を超えて主宰者が明かすリアル・ストーリー


マイケル・ラング
ホリー・ジョージ・ウォーレン 著
室矢 憲治 翻訳
2,940円(税込)小学館


伝説のロック・フェスの舞台裏が明かされる

1969年8月に開催された伝説のロックイベント、ウッドストック・フェスティバル。50万人を集めたこのイベントの主宰者マイケル・ラング(当時24歳)が、40年後の2009年に著した全米60万部のベストセラー。60年代のアメリカで始まった新しい文化と意識の動きを背景に、企画を発想するまでの経緯、志とビジネスの折り合いの付け方、会場の選定から住民へのプレゼン、ステージ・会場の設営整備、音響・照明・録音・映像の組み立て、ミュージシャンのブッキング、食事・トイレなどの準備、医療体制の構築など、全体像がリアルに書かれている。まさにロックンロール・プレイングゲームのようにドラマチックにストーリーは展開していく。日本でも「フジロック」をはじめとして毎年約40の野外フェスが開催され数百万のファンがいる。当時、ロックカルチャーに共感を持った団塊の世代には時代の証言として、そして閉塞感の中で苦しむ若者たちには「やりかたはある!やってみよう!」とのメッセージが送られる。




ウッドストックへの道: 40年の時空を超えて主宰者が明かすリアル・ストーリー
  • 作者: マイケル ラング
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/08/20
  • メディア: 単行本

2012/08/25

手賀沼をめざす。

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我孫子市側から手賀沼終末処理場脇を抜けて手賀沼をめざす。暑さのためにいつもよりスピードが遅く感じるのは気のせいか。それとも久しぶりの手賀沼のせいか。柏ふるさと大橋を渡って道の駅しょうなんで休憩。ここはWi-Hiが使えるスポットなのでメールチェック。黒田征太郎作の手賀の杜住宅地の看板類を鑑賞して白井の工業団地〜木刈〜CNT駅〜で戻る。本日の走行距離、59.38km。

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2012/08/24

Cesium4

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copyright 2012 [コピーライト] M2 gallery


8月27日から9月2日までM2 Galleryでの「Cesium4」大判バライタプリント(100×140センチ)が見られる。


写真家瀬戸正人さんの作品。
福島第一原発の近くまで行って撮った写真です。
放射性物質のセシウムは目に見えない。
それを写真で表現するにはどうしたらいいのだろうと
考えた結果がこれです」
ASAHICAMERA September 2012より 

2012/08/23

本屋と図書館

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さすがにこの時期に自転車で出かけるには
それだけの準備と覚悟が必要かと思われる。
昼過ぎに新川CRをめざすが最初の交差点で断念。
こんな時は本屋と図書館をめざす。
いただいた図書カードを利用して
アサヒカメラ9月号を購入。

帰りに寄った北総花の丘公園も人はいなかった。
それはそうだよね。この暑さじゃ。
ランドロームにて
牛乳とアイスコーヒーを買って戻る。

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2012/08/22

MADE IN LONDON

MADE IN LONDON
-英国ポップ・アートの巨匠 R.ハミルトンの版画-


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リチャード・ハミルトン
<自画像>1967年
[コピーライト]Richard Hamilton. All Rights Reserved, DACS 2012


昨年89歳で没した英国の巨匠リチャード・ハミルトン(1922-2011)は、ニューヨークアンディウォーホルやロイ・リキテンスタインに先んじた、ポップ・アートの先駆者として広く知られています。広告や雑誌に氾濫する大衆的イメージを画面に積極的に取り入れた彼の制作は、現代人の視覚のありようについて深い問いを発するものでした。今回の展示では、当館コレクションより選んだ1960-70年代の版画約30点を通じて、彼の芸術の複雑な魅力を紹介します。

DIC川村記念美術館
会期:2012年8月2日(木)-9月30日(日)
開館時間:午前9時30分-午後5時
(入館は午後4時30分まで)
休館日・月曜日(ただし9/17は開館)、9/18(火)

2012/08/21

CNT周辺の夕景


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夕方6時から7時まできっちり一時間、
CNT周辺自転車散歩。
戻ったら最終の直しなしで校了したと電話あり。
すっきりしないままだった画集が終わった。

次の仕事も入ってきているのはうれしいけど
ここでちょっとした夏休みを取りたい気分。

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2012/08/20

EOS M



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本日発売のアサヒカメラ9月号
赤城耕一さんによるミラーレス機EOS Mの全貌。
こんなタイミングで雑誌を購入したくなる。
EOS Mを買うタイミングはいつになることやら。

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アサヒカメラ 2012年 09月号 [雑誌]

2012/08/19

2週間ぶりの佐倉ふるさと広場


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2週間ぶりの自転車走行は、佐倉ふるさと広場まで行く。
軽くお昼飯も持参したのでリーフデの下、いつも座るベンチに。
ここから眺める遠くに見える4本のポプラもお気に入りだ。

リーフデから京成本線沿いの道を走って酒々井方面へ。
いつもならここで順天堂大前から印旛日医大前に抜けるのだけれど
下総松崎から安食に抜けて印旛沼CRには乗らずに下の道路を走って
吉高の桜脇から日医大前で戻る。本日の走行距離、54.77km。

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2012/08/18

レオン・レオンウッド・ビーン


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L.L.Beanの創業者、レオン・レオンウッド・ビーンは、アウトドアと同じくらいに、野球に熱中していたことで 知られています。特にボストン・レッドソックスの大ファンでした。 レッドソックスの伝説的なスーパースター選手ベーブ・ルースやテッド・ウィリアムズはL.L.Beanの 常連のお客様でした。 フェンウェイ・パークの歴史とL.L.Beanの歴史のコラボ作品。とても特別なトートだと思います。
フェンウェイ・ボート・アンド・トート」は、2012個の限定生産です。1から2012まで シリアルナンバーがふられています。また、ベースボールフィールドを意識した刺繍ワッペンと 内ポケットにあるL.L.Beanとフェンウェイ・パークの100周年記念メッセージが特徴です。 サイズは1種類。オリジナル・ボート・アンド・トート・バッグのラージサイズと同じサイズです。 (ハンドルを除く本体部分の高さ38 x 幅43 x 奥行き19cm) 

2012/08/17

玄米から精米


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時間を作って日常品のお買い物と精米を。
ジョイフル本田は、玄米から精米80円@10kg。
ガソリンは@131円だった。先週は129円。

残った仕事をどう進めようか。
ここまで押してしまったら
週末に流れ込んで日曜日完結だろうか。
まだサイクリングロードは遠い。

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2012/08/16

照度 あめつち 影を見る


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川内倫子
照度 あめつち 影を見る


広大な宇宙のなかの、そのうちのひとつの星の地の上で、
はじまりについて思いを馳せる。
地は天を移す鏡。鏡を写す写真。天と地をつなぐもの。
闇が底をつくと光がやってくる。

私的な日常風景を切り取り、つなぎ合わせ、普遍的な生命の輝きへと昇華させる写真表現によって同時代の高い評価を獲得してきた川内倫子。特定の時間や場所を記録する写真の束縛から解き放たれた瞬間瞬間の光景には、光と闇、生と死、現在と過去が交錯し、容易に言葉に置き換えることのできないイメージの純粋さは、見る者のさまざまな記憶や感情を呼び起こします。
新作シリーズ《あめつち》《影を見る》では、地球上の数々の事象を通して、作家の感覚と直感は、より大きな世界へと向けられていきます。
本書では、新作2作のほかに2011年に発表した近作《Illuminance》、イケムラレイコ(アーティスト)、鶴岡真弓(多摩美術大学芸術人類学研究所所長)との対談や、インタビューを収録。
また、特別にりんこ日記2012Ver.と、2009年にgallerytrax山梨)で1ヶ月だけ展示された小冊子も収録。
木村伊兵衛写真賞を受賞してから10年、節目を迎える川内倫子とその作品に迫ります。


ブックデザイン
葛西薫、増田豊(サン・アド)



照度 あめつち 影を見る

2012/08/15

被災地短歌絵


お世話になっている和田惠秀さんの被災地短歌絵。

福島原発事故、被災地からの短歌に載せたメッセージ

静かな怒りが重く伝わる。

和田惠秀切絵工房

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2012/08/14

したくないことはしない。


二度目の掲載かもしれない。
でも今の気持ちでもある。
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したくないことはしない
津野 海太郎 著


外国にいったこともないのにニューヨーカーみたいで、貧乏なのにお洒落、若者を夢中にさせた老人……。下町の木綿問屋に生まれた甚一少年は、いかにしてJJ氏となったのか? 
ジャズ、ミステリ、映画、古本、散歩......サブカルチャーの輝ける旗手の知られざる人生を、名編集者が描き出す。


津野海太郎
1938年福岡生まれ。早稲田大学文学部卒業後、演劇・出版に携わる。編集者として「植草甚一スクラップ・ブック」41冊をはじめ数多くの著書、植草甚一責任編集の雑誌『ワンダーランド/宝島』などを手がけた。晶文社取締役、『季刊・本とコンピュータ』総合編集長、和光大学教授・図書館長を歴任。評論家。主な著書に『滑稽な巨人--坪内逍遙の夢』(新田次郎文学賞)、『ジェローム・ロビンスが死んだ』(芸術選奨文部科学大臣賞)、『おかしな時代』ほか。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)



したくないことはしない

2012/08/13

精神と空間


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白井晟一 精神と空間

孤高の建築家、詩人建築家、あるいは哲人建築家や異才……。
前川國男や丹下健三と並ぶ近代建築家の巨匠と目されながらも、
白井晟一は神格化されてきたが故に謎の多い存在だった。
本書では造住宅建築浅草の善照寺、佐世保の親和銀行ほか、
代表的建築物を広く紹介するとともに、
図面、ドローイング、模型、書、エッセイなども収録。
孤高と謳われた白井晟一の幅広い足跡を辿り、創造の核に迫る好著。

白井晟一の「蹲る昏さ」(うずくまるくらさ)の起源をこそ、いま捜すべきではないか。
――磯崎新

■論考 磯崎新/白井昱磨/布野修司/松隈洋/谷内克聡
■実物大直筆設計図レプリカ(A全サイズポスター)付き

編集協力 畑中章宏
デザイン 白井昱摩 原拓郎


白井晟一 精神と空間